新潟県は「『十分な知識や見識をもちえていない県民』に代わり、『極めて複雑なテーマ』について『高度な専門知識』を駆使して判断した。」(新潟日報より)

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12月23日新潟日報朝刊「日報抄」より引用します。(太字引用者)

12月23日の日報抄(朗読付き:FMうおぬま) | 新潟日報
「十分な知識や見識をもちえていない県民」に代わり、「極めて複雑なテーマ」について「高度な専門知識」を駆使して判断した。間接民主制は「住民が責任を負わないための制度」だとし、責任を自分たちでしょい込ん…

「十分な知識や見識をもちえていない県民」に代わり、「極めて複雑なテーマ」について「高度な専門知識」を駆使して判断した。間接民主制は「住民が責任を負わないための制度」だとし、責任を自分たちでしょい込んだ。県民投票を否定した県議の言葉を借りれば、そういうことになる

柏崎刈羽原発の再稼働を容認した花角英世知事を、県議会は決議の可決をもって信任した。再稼働を認めたことにほかならない。県民投票もなく知事選も経ずに、原発の運転が来月にも始まる見通しだ

県議会は責任感をたぎらせ、賛否が割れた問題にけりをつけた。国や電力会社の安全対応などを厳しく監視すると決意表明して決議案に賛成した議員諸氏を、顕彰するべきだろうか。一人一人の名前を刻んだ石碑を、原発敷地の入り口辺りに建立してはどうか

代表民主制を敷く地方自治において、選挙で選ばれた議員が有権者に代わって議決権を行使するのは、瑕疵(かし)のない手続きだ。知事もそう。選んだのは他の誰でもない、投票権を持つわれわれ県民である

未曽有の福島事故を受け原発への依存度を可能な限り低減するとした方針を、いつの間にか転換して積極活用にかじを切ったのも、選挙で負託を受けた政権だ

国の原子力政策に賛成であっても反対であっても、柏崎刈羽原発の再稼働を巡るこの顚末(てんまつ)を、忘れないでいよう。民主主義を成り立たせているのが選挙であることも。住民主権の実現は絶えず求め続けなくてはかなわないことも。

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