【報告】11/30「~避難について考える防災ワークショップ~」 開催レポート

11・30 北区写真.3 イベント・講演報告

去る11/30(日)に開催された
「原発事故が起きたらあなたはどうする?
~避難について考える防災ワークショップ~」
についてのレポートです。

日時:11月30日(日)13:30〜16:00
会場;新潟市北区葛塚コミュニテーセンター

若いママさんやこれまで繋がりがなかった皆さんの参加
参加者は44名。うち北区が35名、その他、中央区、東区、阿賀野市から複数名、加茂市からお一人お越しいただきました。北区の参加者の顔ぶれも、これまでお見かけしたことない方が11名もいらっしゃいました。小さい女の子連れの若いママさんのお姿も嬉しかったです。この方はパン屋さんに掲示してあったチラシをご覧になり参加されたとのことでした。 これまで繋がっていなかった人たちに参加していただきたいという思いが叶いました。

実効性のない避難計画・県民を置き去りにした再稼働の判断
上岡先生のご講演では、科学的見地からさまざまな問題点を指摘していただき、県の避難計画がいかに実効性のないものであるか、再稼働を納得させるためのトリックがたくさんあることを学ばせていただきました。佐々木先生からは県の検証委員会のことから、市民検証委員会、県決める会の運動、県民ネットワークの運動、先日の知事の再稼働容認表明からの人間の鎖行動に至るまでの経過を丁寧に話していただきました。また、「県知事や県議会議員は任期がきたら辞めるが、県民はずっと原発事故が起きるかもしれない不安を持ち続ける、事故が起きたら子や孫の代までずっとそれを背負い続ける」「だから、再稼働の是非は県民がきめなければならない」と熱く語っていただきました。

11・30 北区写真5

次々と湧く疑問・安全な避難などない!(グル―プワーク)
グループワークでは、そもそも放射性物質がどの方向にどの地域に流れているのかという正確な情報をどうキャッチするのか?刻々と変わる気象条件の中で安全な避難なんてできるのかという根本的な問題から、雪が降り積もっている中の車での避難は難しい、一人住まいの高齢者の避難は困難、車のない人は公共交通機関を使うしかないが果たして動いているのか?一時避難場所は決められているのか?等々さまざまな疑問が出されました。皆さんのこの問題意識を次の「原発カフェin北区」につなげていき、原発再稼働について関心をもってくれる人の輪を広げ、再稼働の是非を県民が決めるための運動に力を尽くしていきたいと思います。

温かいご支援をありがとうございました
さて、このような有意義な会ができましたのも皆様からの温かいご支援があったからです。皆さんからのご支援は、想定していた目標額をはるかに超えました。心よりお礼申しあげます。 今後とも皆さんと連帯し、原発再稼働について関心をもってくれる人の輪を広げ、再稼働の是非を県民が決めるための運動に力を尽くしていきたいと思います。

11・30 北区写真

原子力防災北区の会 代表 小林文子

タイトルとURLをコピーしました